派遣社員として働く際、派遣先企業との顔合わせ(職場見学)や面談はとても大切なステップです。ただ、「どんなことを聞けばいいのか分からない」「失礼のないようにしたい」と不安に思う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、派遣社員としてより働きやすい職場を見つけるために、面談でぜひ確認しておきたいポイントを10項目にまとめてご紹介します。
1. 業務内容の具体的な範囲
求人票に書かれている内容と、実際の業務内容が一致しているとは限りません。「どこまでの業務を任されるのか?」「どのツールを使うのか?」など、日々の業務の流れを具体的に確認することで、ギャップを防ぐことができます。
2. 一緒に働く人の人数や構成
部署の人数や男女比、年齢層などを確認することで、職場の雰囲気がイメージしやすくなります。特に「派遣社員が自分だけ」という環境では不安を感じる人もいるため、職場のサポート体制や相談しやすい雰囲気があるかも併せて聞いてみましょう。
3. 引き継ぎや教育体制
「入社初日にマニュアルもなく、手探りで業務を覚えた」という声も少なくありません。教育担当者がいるのか、マニュアルがあるのかなど、業務開始後のサポート体制は非常に重要です。
4. 残業の実態
求人票には「基本定時退社」と書かれていても、実際には月に20時間以上残業している場合もあります。「繁忙期はいつか」「残業が発生する場合はどのようなときか」などを具体的に聞くようにしましょう。
5. お昼休憩・社内設備について
オフィス環境や休憩スペース、食堂・コンビニの有無なども、毎日の働きやすさに直結します。昼休憩の取り方(固定時間・シフト制など)も確認しておくと安心です。
6. 派遣社員の評価・更新の考え方
「契約更新されるかどうかは何を基準に見ているのか?」といった評価基準についても確認しておきましょう。長期的に働きたいと考えている場合は、評価方法や更新率を知ることで、自分の働き方の目安になります。
7. 服装・髪型などの規定
企業によっては「オフィスカジュアルOK」と言いながらも、実際はスーツを着ている人が多い場合もあります。「どこまで自由が認められているのか?」を事前に確認することで、初日の不安が減ります。
8. 使用するPCやツールについて
「社内システムが複雑すぎて慣れるまで大変だった」「自分のPCスキルでは足りなかった」というケースも。使用ツール(Excel、Salesforceなど)やバージョン、ショートカットの利用制限など、事務職では特に重要な確認ポイントです。
9. テレワークの有無・対応状況
最近は派遣でもテレワークが導入される職場が増えています。対応しているかどうかだけでなく、「完全在宅なのか?週何回か出社する必要があるのか?」など、詳細に確認しましょう。
10. 派遣社員として活躍している人の事例
「派遣で入った後、長期的に活躍している人はいますか?」と聞いてみるのもおすすめです。派遣社員がどれくらい受け入れられている職場なのかを知るヒントになります。
遠慮せず、確認すべきことはしっかり聞こう
面談や職場見学は、あなたが安心して働くための「すり合わせ」の場です。決して「受け身」になる必要はありません。気になることをきちんと確認して、納得したうえでスタートできるかどうかが、就業後の満足度を大きく左右します。